御苗場ブログ

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御苗場vol.11関西 閉幕!

御苗場vol.11関西、大盛況のうちに無事、閉幕いたしました!

出展いただきましたみなさん、暑いなかご来場下さいましたみなさん、

ご協力いただきましたスポンサーのみなさま、

ボランティアとしてご参加いただきましたみなさん、

本当に、ありがとうございました!

 

一枚から参加が可能なSINGLE SHOT

30CM動画コンテスト、夢の先プロジェクトなどの新たな試みも

お楽しみ頂けましたでしょうか?

 

そして、みなさまにそれぞれ素敵な

”出合い”はありましたでしょうか?

 

出合いを通して、

新たな仲間とのつながり、夢を掴むためのきっかけを掴むことが

御苗場の醍醐味のひとつ。

 

web上でも「次回も出展します!」「初めてだけど挑戦してみたい!」

と言った声を多く見かけました。大変嬉しいです!!

今回、もう少しこうした方が良かったかな、など課題点が見つかった方は

ぜひ、11/3()4()に江之子島文化芸術創造センターで行われる

「御苗場vol.11関西」アフターワークショップにぜひご参加ください。

撮影について/プリントについて、みなさんの悩みを解消すべく

プロがアドバイスします。

 

詳細は近日中に御苗場公式webにアップいたしますので

少々おまちくださいませ。

 

 

それでは、御苗場vol.11関西 各受賞者を発表いたします。

受賞されたみなさん、おめでとうございました!

 

◆レビュアー賞

 

【アイヴァン・ヴァルタニアン氏セレクト】

ブースNo.131 ミサキクロエ

 

【青幻舎企画編集室セレクト】

ブースNo.116 ないとうゆき※フォトコン賞とダブル受賞

 

digmeout 谷口氏、古谷氏セレクト】

ブースNo.212 yusuke sakai

 

【グラフィックデザイナー豊永政史氏セレクト】

Meets Regional編集部 副編集長藤本氏セレクト】

ブースNo.135 木村華子※ダブル受賞

 

【御苗場総合プロデューサーテラウチマサトセレクト】

ブースNo.203 長野ユウジ

 

◆スポンサー賞

【おたべ賞】

ブースNo.183 岡野ひとみ

 

◆メディアパートナー賞

【フォトコン賞】

ブースNo.116 ないとうゆき

ブースNo.215 松下由佳

 

SHAKE ART!賞】

ブースNo.231 和真

 

◆オーディエンス賞

第1位 ブースNo.103 ツキノカホ

第2位 ブースNo.110 谷口加奈子

    ブースNo.133 村上 由希映

第4位 ブースNo.105 森シゲトシ

    ブースNo.212 yusuke sakai

第6位    ブースNo. 120 上村 千恵子

第7位 ブースNo.131 ミサキクロエ

第8位 ブースNo.111 永井三千生

第9位 ブース No.139 宮西範直

10   ブースNo.170 小野 領子

 

ーーーーーー

以上です。

 

それでは次回の御苗場でまたお会いしましょう!

おつかれさまでした!

 

御苗場vol.11関西 1日目レポート!
こんにちは。
御苗場事務局の田中です。

昨日の雨が嘘のように本日は快晴です!
私は受付におりますがみなさんの笑顔に
元気をもらいっぱなしです。

さてさて昨日の初日の会場の様子を少しだけ
レポートさせていただきます!
まずは「PHaT PHOTO」編集部によるポートフォリオレビュー!
副編集長安藤が講師となり、レビューを行いました。
和気あいあいと和やかにイベントは進み
参加者同士でもたくさんコミュニケーションをとられていまいた。
最後には副編集長へサインを求める声も…!!!



搬入日より雨が続いていましたが
夕方にはとってもキレイな夕陽が!


実は大阪港エリアにはフォトジェニックポイントが
たくさんあります!
その築港エリアのおすすめスポットで撮影を楽しむイベントが
日曜日にございます。
まだお申し込み可能ですのでふるってご参加くださいね。
http://www.onaeba.com/pg273.html#olympus_WS


ちなみに今回、メインステージにて
たこ焼きCM応募作品、夢の先プロジェクト、55写真部、TEDなど、
内容の充実した動画を随時上映中です。

作品鑑賞の合間にご覧くださいませ。

■19日(金)目玉イベント
テラウチマサトによるLIVE SHOOT!!
http://www.onaeba.com/pg218.html

先日の東京開催では
「ライブ感とスピード感がものすごかった!」
「プロの現場を体感できて刺激的でした」
と参加者の声をいただいております。
当日申込も受付中!

どしどしご参加くださいね!
本日もご来場お待ちしております。

【写真集発行への道 レポートvol.6】写真集製本のワークショップ
こんにちは。処暑を迎え9月に入ったこの時期は

夏の終わりと秋の気配が双方感じられ、外での撮影が楽しいですね。

ただ残暑がまだ厳しいので、まめな水分補給はお忘れなく。

 

先日、夢の先プロジェクトの第一期メンバーは片道3時間以上かけて、

長野県の伊那市に降り立ちました。

のどかに広がる風景のなかに佇むのは、

製本のプロフェッショナル「美篶堂(みすずどう)」の伊那製本所。

いよいよ9月に行われる審査用の写真集作成に向けて

自分たちの手で製本を行うというワークショップを受けるためです。

 

 

美篶堂は、機械化が進むなかでも手づくりにこだわり、

「自分が納得すること」を信条としたものづくり精神で

デザイナーやアーティストから多くの信頼を集める製本屋さん。

今回のワークショップの目的は、

職人たちによるワークショップを受けることで製本の仕組みを知り、

当メンバーたちが写真家/アーティストとして

自分の作品に対する想いやこだわり

世の中に発信するものとしての上質さを追求する意識を高めることです。

 

 

さっそく工房の中へお邪魔すると、

製本に必要な道具や材料がズラリとならび

貴重な機会とあってメンバーも興奮気味。

 

今回は、A4サイズを半分に折ったA5サイズの

角背上製本(24P)を制作します。

各自事前に写真を印刷したプリントを用意し、ワークショップスタート!

 

 

 

メンバーははじめての作業に戸惑いながらも

美篶堂を設立された親方(上島松男さん)工場長(上島真一さん)、 

ショップ店主(上島明子さん)はじめ、

スタッフの皆さんに手とり足とり教えていただきながら

2時間半かけてついに完成!

実は背の部分の糊が固まるのに約一晩かかるため、

できたては本を大きく広げることができず…

少しだけちらりと見せてもらいました。

 

ちなみに同社では、

一般の方に向けた初心者でも簡単に製本できるワークショップを

伊那工場だけでなく都心や地方でも行っているそう。

興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

美篶堂公式サイト:http://www.misuzudo-b.com/


ワークショップ終了後、

特別に「屋根裏資料室」へ案内していただきました。

 

書籍やパンフレットだけでなく、

特殊な加工や珍しい装丁の本たちがところ狭しと保管されていました。

 

ものづくりの奥深さは、まだまだ広がっていきそうですね。

 

 

さて、今回の講座をもって

「夢の先プロジェクト 写真集出版への道」第一期メンバーによる

一連の受講講座は終了となりました。

 

改めてメンバーは各自最終のブックを提出し、9月には

アメリカの写真雑誌「aperture」副編集長の

Michael Famighettiをはじめとする審査員による審査を実施。

写真集出版にふさわしいクオリティとして選出された1冊は、

東京・京橋にある写真センター

TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHYから出版を予定しています。

さらにaperture」の編集会議で提案されるというビッグチャンスも!

世界的に有名な写真集「Diane Arbus」をはじめ

細江英公、川内倫子など世界で活躍する日本人作家の写真集を

多く発刊する「aperture」からの出版となれば、

作家にとって大きな飛躍へ繋がるはず。

 

5名の審査用ブックは「御苗場vol.11関西」会場に展示され、

自由にご覧頂くことができます。

結果は御苗場の最終日である

10/21(日)に会場と公式webページにて発表!!

ぜひその瞬間を、会場でご覧下さい!

 

また「御苗場vol.11関西」でレビュアー賞を受賞された出展作家

「夢の先プロジェクト 写真集出版への道」第二期メンバーとして

同等の挑戦を受けていただく予定。

出展者の皆さん、ぜひこのチャンスを逃さぬよう、

納得のいく作品制作・展示を目指してくださいね!

 

それでは次回、審査後にレポートをアップいたします。

どうぞお楽しみに!

【写真集発行への道 レポートvol.5】製本するための用紙の選び方とプリント


こんにちは!暑さ厳しい日が続いていますね。

お出かけの際は、水分補給をしっかり行い、熱中症にはご注意ください。

 

さて、先日行われたワークショップでは、

いままでプリンターとして数多くのプロ写真家のプリントを行い、

イベントで一般の方々に向けたセミナー講師も務められている

エプソン販売の小澤貴也さんにご登場いただきました。

 

今回の講座では、展示としての用紙だけではなく

製本することを視野に入れた用紙の選び方について学びました。

本プロジェクトの目的である写真集出版に向けた

審査用のダミーブックを制作する際のヒントにすべく、

参加者のみなさんも真剣です。

 

写真を撮るとき、プロの写真家はまず用紙選びから始める方も多いそうです。

写真はプリントしてはじめて作品として成り立つという考えがあるためです。

だけどプリントするにしても、作品に合った紙の選び方がわからない…というときは、

まず下記の基本の3つを目安にしてみましょう。

 

〇翡髻覆みじろ)

たとえば雪の写真を撮影したとき、雪の白い部分が紙白によって左右されます。

冷たい印象を出したいときは、青みがかっている光沢紙が向いていて、

コントラストが出やすいため、パキっとした印象も与えます。

逆に暖かい印象を出したいときは、黄みがかっているマット紙が適しています。

グラデーションがきれいに出やすいのもポイント。

写真の雰囲気によって選びましょう。

 

⊃Г虜童柔と黒のしまり

モノクロ作品だけでなく、カラーでも人物の髪や木々の影といった

黒色の“しまり”によって

作品全体が柔らかいのか硬いのか、印象が変わってきます。

紙によっては、黒ではなく灰色に見える場合もあるので、注意が必要です。

マット系の紙の場合、光沢紙に比べて色の再現領域が少し狭くなるため、

のっぺりとした印象にならないよう、色味調整に留意しましょう。

 

紙のコシ

和紙と厚手用紙とではまったく紙の厚さが異なるように、紙のコシもそれぞれです。

プリント作品をどういった形で保存・展示するかによって、チョイスしてみましょう。

 

とはいえ、実際にその用紙でプリントし、見比べてみなければ

なかなか挑戦しにくい、、という場合もあると思います。

そんなときは、「トライアルセット」として数種類の紙が数枚ずつ入ったものが

販売されているものがありますので、そちらをぜひ試してみましょう。

参加者のみなさんも、用紙による作品の見え方の違いに

お驚かれていた様子。

そのあと各自実際にプリントを行い、その違いを体感しました。

 

ここまでは作品展示用としても共通の内容でしたが、

プリントを製本することを視野に入れた場合

さらに「紙の目」についても気をつけなければなりません。

紙の目とは、紙の繊維の流れのことで、「タテ目」と「ヨコ目」に分類されます。

 

たとえば新聞紙を破いたとき、まっすぐきれいに破れる方向が、

その紙の流れ目となります。

 製本する場合に紙の目が重要になる理由としては、

紙を折る工程で流れ目に沿って折ると、きれいに仕上がるためです。

 

ちなみに、湿気による影響で目の流れを中心に紙が歪んでしまうことがあるため、

A4サイズ以上は、ほぼタテ目の用紙が多いそうです。

 

ただ今回はA4サイズを半分に折り、A5サイズのダミーブックを作成するので

ヨコ目の用紙を使用することになりました。

製本する場合は流れ目に沿って折ると、きれいに仕上がるためです。

※ヨコ目のA4用紙例

・PCM竹尾 DEEP PV シリーズ

・PCM竹尾 彩現フォト1050 リーブル厚口

A3サイズ(通常タテ目)の用紙を半分にカットでもOK

 

どちらがタテ目かヨコ目か分からない!というときは、

純正用紙であれば、用紙の裏にあるメーカーロゴの並んでいる方向

流れ目になっています。

手づくり本Zineなどをつくる際にも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

また、色々な用紙を試すには、多様な用紙に対応できる

顔料インクのプリンターがおすすめです。

今回は、厚みのある用紙でもスムーズに給紙できる

エプソンのPX-5Vを使用しました。

エプソン以外の用紙を使用する場合は、用紙のパッケージに記載されている設定で

プリンタードライバーの設定を行えばOKです。

 

今回の講座を経て、いよいよ8月は実際に審査用のダミーブックを製本するべく、

手作り製本の書籍も発行されている「美篶堂」さんにて

長野への課外講座を決行いたします!

 

御苗場vol.11関西に向けて展示作品を制作されているみなさんも

ぜひいままでのレポートも参考にしてみてくださいね。

 

次回レポートもお楽しみに!

 

summer school レポート その2

お待たせいたしました!
summer schoolレポート第2弾。
本日は7月7日開催、写真好きの集まり場であり
関西初進出のイベント【湯浅堂】のレポートです!

↓↓それでは宴のスタートです!↓↓

【亭主 湯浅 挨拶】

【御苗場プロデューサー テラウチマサトも参戦】

【スペシャルゲスト 写真家 布川秀男さんにもご参加いただきました!】


summer school 期間中、展示してくれていた
御苗場 selected photographers 2011 作家のみなさまの姿も。

それぞれの展示意図や熱い想いをきかせていただきました。
メンバーには近畿地方の方も、関東から来てくださった方も!!!

P7070269.JPG

多いに盛り上がり、あっという間にすぎた2時間。
気づけばなんと50人強の方が集まってくださいました。
ありがとうございます!

【東京から来てくれた参加者による、集合写真撮影】

多くの方にお集りいただき、本当にありがとうございました。
10月の御苗場vol.11関西開催に向け大きな輪が生まれた1日でした!


summer school レポートその1
 7.5(thu) - 8(sun)まで大阪にて開催中の
御苗場vo.11 関西プレイベント「summer school」。
早いもので本日最終日となりました。

多いに盛り上がりました、様子を会場より順次お届けします!


7/6開催 【ポートフォリオレビューのお作法】
ポートフォリオって何?という基礎から、
効果的な見せ方までをレクチャー。
持ってきていただいたポートフォリオのレビュー等も含めた熱い2時間!

ーーーーーーーーーー
7/7 その1【ピンホールカメラを作ろう】
PHaT PHOTO写真教室大阪校講師、杉谷先生による
カメラ工作講座。工作を楽しみつつ、
カメラってこうやって出来ているんだ!と勉強になりました。

撮影後は撮影会も!
どんな写真が撮れているか楽しみです。

ーーーーー
7/7 その2 【プリントの基本】
エプソン販売株式会社より、小澤貴也さんにお越し頂き、
紙の選び方、プリントの見極め方などをレクチャーいただき、
展示のために作品をどう仕上げていくかを学びました。

ーーーーー
7/7 その3【テラ写の撮り方】
東京京橋にある、TIPにて大好評の講座が大阪初開催!
PHaT PHOTOにて連載していた「テラ写」の裏側大公開。

今回はPHaT PHOTOの表紙を2度飾っていただいている
吉高由里子さん大阪バージョン。
なるほど!という気づきの多い講座となりました。

ーーーーー

次回は、大阪初開催にも関わらず、
50名強の方が参加していただいた、「湯浅堂」のレポート致します!
お楽しみに!

また、本日がsummer school最終日です。
17:00まで展示もご覧頂けますので、
お時間ある方はぜひ、江之子島文化芸術創造センターまで起こし下さい!
おまちしております◎

イベントの詳細はこちら

【写真集発行への道 レポートvol.4】写真集のアートディレクション
 こんにちは。半袖の生活が心地よくなる季節になりましたね。

季節が移り変わる様子を撮影して

楽しまれている方も多いのではないででしょうか?

 

さて、先日行われたワークショップでは、

これまで森山大道さん荒木経惟さんといった大御所から

石川直樹さん梅佳代さんといった

著名な写真家の写真集のデザインを数多く手がけられてきた

アートディレクターの原耕一氏にお越し頂き、

デザイナーとしての視点から

参加者のみなさんへアドバイスをしていただきました。

※下記原さんがデザインを手掛けられた写真集の一部

 左から 荒木経惟「好色」/森山大道「沖縄」/石川直樹「Mt.Fuji」/梅佳代「Umep」

   

まず写真集をつくる時の第一歩としては、

「ブレないコンセプトを持つ事が大切」と話された原さん。

コンセプトが曖昧なまま感覚でまとめると

写真集から伝わってくるものが薄くなってしまったり、

ベストショットだけで構成してしまうのも、ストーリ性が感じられず

見飽きられてしまう恐れがあるようです。

 

“伝わる写真集”に近付けるためのポイントについては、

3回目のレポートに詳しく記載していますので

ぜひ参考にしてみてください。

 

今回は、参加者の方には写真集にしたい作品を持ってきていただき、

今後の方向性や悩みをお話いただきました。

 

原さんからアドバイス頂いている様子

 

写真集には、大きく分けると

   自分自身の写真表現を見せる

   被写体のメッセージを伝える

というふたつの種類があるそうです。

はじめて写真集に挑戦する時は、自身の作品集として

どうしても前者,任泙箸瓩討靴泙場合もありますが、

主張を強めすぎて写真集を見る人が不在になってはいけません。

 

すべてを主張しすぎず、共感してもらえる部分を残すこと、

,鉢△匹舛蕕砲睚个蠅垢ないことが写真集では重要なのです。

 

Point!

写真集として作品を見せる時に参考にしたい3つの留意点

・ 自分の中の確固たるテーマと、見る人に共感される写真のバランス

⇒自分の思いが強すぎてしまう写真だけになってしまうと近寄りがたく、

「きれい/可愛い」などの共感性だけだと印象に残りづらい。

どちらかに偏りが無いようバランスを整えることもポイント。

 

ライブ感を意識する

⇒ 静的な写真を主に撮る場合、

並べるとどうしても単調になってしまうことも。

ポートレイトでも、同じ表情やポーズが続く場合は避け、

緩急をつけるためのカットを入れて写真集全体の動きをつけましょう。

 

写真集の表紙を考えない

⇒ 写真集にするための写真を制作している段階で

写真集のイメージが先行しすぎてしてしまうと、

視野が狭くなってしまいがち。

表紙や装丁は、内容を詰め切ったあとに検討してみましょう。

 

ただ訓練しても、自分の作品を客観視する事はなかなか難しいもの。

自分以外の第三者(知人友人など)からの率直な意見を取り入れて、

セレクトやレイアウトの方向性を固めるのも、ひとつのコツです。

 

 

次回は、エプソン販売の小澤貴也氏にお越し頂き

写真集におけるプリントのポイントをレクチャー致します。

 

レポートは7月下旬を予定。どうぞお楽しみに!

【写真集発行への道 レポートvol.3】写真編集のワークショップ

こんにちは!

不安定な天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

天気の日は撮影会へ、雨の日は室内で写真鑑賞も楽しいですよね。

 

さて、3回目となる今回のワークショップは

御苗場総合プロデューサーのテラウチマサトによる

写真集の編集についての講義が行われました。



海外の写真ファンからも注目を集める日本の写真集。

日本の写真集が好きでコレクションしている人も多いんです。

事実、ニューヨークのApertureや日本の赤々舎より

日本の写真集だけを紹介した「日本写真集史 1956-1986

という本が出版されていたりします。

(著者は、御苗場vol.10横浜のレビュアーとして参加してくださった金子隆一さん)

そんな中、海外でも写真集を出版できるチャンスとあって、

参加者のみなさんの集中力も高まります。

 

今回の編集レクチャーでまずテラウチマサトが伝えたのは、

写真集の代表的な3つのパターンです。

 

1   コレクション型(タイポロジーともいわれる)

被写体をある一定のルールを持って撮影してまとめたもの。 

(代表的なものにベルント・ヒラ・ベッヒャーの給水塔など)

2   テーマ追いかけ型

一つの被写体に焦点を当ててまとめたもの

(代表的なものにユージン・スミスの水俣など)

3)  フォトコミュニケーション型

写真の並べ方やリズムを通じて、1つのストーリーであったり

詩に近い感覚を視覚的に伝えるもの。

 

まずはこういった写真集の型を知る事で、自分の好きな写真集の

傾向や、やりたい方向性がつかめてきます。

もちろん、全ての写真集がこれらにはっきりと分別されるわけではなく、

この3つが組み合わさることも多いです。ただ写真集を見る、ないしは創る上では

こういった写真集の型を理解することが大切になります。

 

また、上記とは別に「カタログ」的な写真集もあるそうです。

どういうものかというと、著名な写真家の傑作を集めたもので

特に特定のストーリーがあったり、テーマがあったりとするわけではない。

これは、著名写真家だけが許されるベストアルバム的な存在だと

覚えておくといいかもしれませんね。

「写真集の醍醐味は、作者と受け手の理解が一致したとき」

そうテラウチマサトは熱く語ります。

作者は何を伝えたいのだろう?という疑問を持ちながら、

写真の並べ方を見ていくことで、自分の力へとなっていきますよ。

「それが写真を読むという事」だそうです。

 

POINT!

写真を並べるときにテラウチマサトが意識する3つのポイント


・コンビニカット(つなぎカット)

1枚の写真としては弱くても、前後の流れを繋げる/切り替えるために必要な1

  使い勝手の良いカットという事で「コンビニカット」と呼んでいる。

 

・“紫の牛”カット(意外性のあるカット)

⇒写真集を読み進める中でハッと手を留め、メリハリをつける1枚。

  紫色の牛がいたら目をひく。そんな意味を込めて「紫の牛」カットと呼ぶ。

  写真集のどこで入れるかが重要で、使いすぎはNG。 

 

・使い古されたカットを排除

 ⇒音楽にも時代性があるように、写真のカットにも時代性がある。

「見たことあるシーンだな」と感じさせるカットは要注意。使用を避けたい。

 

上記3つのポイントから言えるのは、

「いい写真・好きな写真ばかりをまとめ、単純な図録となってしまわないよう

最初から最後まで見る人を引き付けることが重要」ということ。

相手がいての写真集だという事を忘れないようにしたいですね。

 

最後に、参加した5名の写真家にテラウチマサトから最後に伝えたメッセージは

「広く見よ、遠くを見よ」

ということ。これは作品に集中しながらも、常に第3者としての視点を忘れないこと。

これが、自分の世界観を共感してもらうために大事な制作ポイントだそうです。

 

次回は、幅広い写真集のアートディレクションを手がける

原耕一氏をお招きしての講座を実施します。

レポートは6月下旬を予定していますので、どうぞお楽しみに!

【写真集発行への道 レポートvol.2】本屋で自分の好きな写真集を見つける

こんにちは!

日に日に暖かくなり、外での撮影も快適になってきましたね。

さて、第2回目となるワークショップでは

代官山 蔦屋書店さんにお邪魔してきました!



写真のジャンルや装丁・サイズ・紙など、国内外の様々な写真集が並んでいます。

気になる写真集を見つけ、なぜその写真集が気になったのか?

考えることが、今回のワークショップの目的。

作品なのか、サイズなのか、紙・装丁・見せ方なのか…

 

1時間以上じっくり写真集を見た後、

それぞれ気になった写真集や、今後の制作に向けた座談会を行いました。

 

 

 ※撮影協力:代官山 北村写真機店 

 

参加者のアキタカオリさんは、アレックス・プレガーの作り込んだ演出写真が好きで、

“かっこいい!”と共感してもらえる様な作品を目指しているとのこと。

「自身の作品としては、作り込んだ世界だけでなく

ナチュラルさも残した、中間となる部分を捉えたい!」という

今後の方向性もお話しいただきました。

けれど、“中間”とはなんだろう?という

感覚の部分を言葉にするのが、少し難しく感じられたようです。

 

 

他のみなさんのお話も伺った中で共通していたのが、

良いなと思った理由や、こんな方向性でいきたい!という熱意が

言葉として具体化することが意外に難しい…ということ。

 

まずは憧れの写真集を見ながら、

「どんな目的で撮影したのだろう?」

「どんなことを伝えたいのだろう?」という疑問を持ちながら、

写真の並べ方やレイアウトに集中し、書き出してみると、ヒントが見つかるはずです。

 

POINT!

写真集を制作する前に行いたい3つのこと

・自分の写真集について一行で簡潔に説明できるようにする

⇒どんな写真集なのかを言葉に表すことができないと、形にすることは難しい

・誰にこの写真集を届けたいのか?どうすれば可能なのか?を考える

⇒世界中の人に見てもらうことは非現実的です・・

・あなたの写真集と競合するかもしれない写真集のタイトル等を調べる

 ⇒自分との違いや、どのように差別化するかを考えてみましょう

もちろん、前回のレポートにもありましたが、大前提として

「なぜ写真集を作りたいのか?」という目的の明確化が大切です。

 

 

次回は、写真家 テラウチマサトによる「写真編集ワークショップ」を行います!

写真雑誌「PHaT PHOTO」の元編集長であり、

11年間多くの写真を見、自身も写真集を多数出版している実績から

編集のポイントについてレクチャーしていただきます。

 

また4/20に発売された写真雑誌PHaT PHOTOでは

御苗場 vol.10 横浜 受賞者の作品が掲載され、

本プロジェクトについても紹介されています。

ぜひチェックしてみてくださいね!⇒ http://www.phatphoto.jp/ 

次回レポートは5月下旬を予定。

どうぞお楽しみに!

【写真集発行への道 レポートvol.1】オリエンテーション

こんにちは!

新年度が始まり、新たな士気が高まる季節となりましたが、

夢の先プロジェクト「写真集発行への道」でも

1回目となるオリエンテーションが行われました。

 

今回本プロジェクトに参加して下さるのは、下記5名のみなさまです。



左手前から

・畠山雄豪さん
 (資生堂 企業文化部 井關 悠氏推薦)

・岩永美紀さん
 (東京都写真美術館 専門調査員 金子隆一氏推薦)

・松永佳子さん
 (写真雑誌『aperture』(米)副編集長 Michael Famighetti氏推薦)

・アキタカオリさん
 (御苗場プロデューサー/写真家 テラウチマサト氏推薦)

・Ryoko Yamashitaさん
 (西武渋谷店 美術コーディネーター 寺内俊博氏推薦

 

それぞれの作品は御苗場公式サイト、または

420日に発売される写真雑誌「PHaT PHOTO
(公式サイト4/20リニューアル)をご覧ください!

 

 

今回のオリエンでは、プロジェクトの全容と

これから半年間かけて行われる講座について説明が行われました。

 

講座の濃い内容に驚かれる方もいらっしゃいましたが、

次第に多くの質問が飛び交い、なかには

「作成する写真集のダミー本は1冊のみ、なのでしょうか?」という
意欲的な方も。

 

POINT!

写真集を作成する際に必要なことは、

“「なぜ写真集を作りたいか?」という目的を明確にすること”また

“「何についての写真集なのか」を明確にすること”

目的によって写真のセレクトや並べ方、装丁も変わってきます。

何となく作品をまとめたいという思いで作成してしまうと、

見る人に何も伝わらない写真集になってしまいます。

 

次回は教室から飛び出し、

「本屋で自分の好きな写真集をみつける」という講座を実施。

なぜその写真集に惹かれるのか、
写真集に込められた作家の思いを探ります。

 

次回レポートは4月下旬を予定しています。

どうぞお楽しみに!

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